沖縄の魚たちその2
●カツオ
かつおは腹に数条の縞があり、これは死後現れるもので生きているときははっきりとした縞はなく、餌を食べる時に興奮すると白い縞が現れます。
全世界の暖流に広く分布していますが、大洋の中央部には回遊しません。日本近海へは黒潮にのって回遊し、夏には北海道にも出現しますが日本海側にはあまり進出しません。
肉は血合いが多く(肉の約25%)、また南方産のかつおは脂肪が少なく、秋に三陸沖で漁獲されるかつおは脂が乗っていて美味しいです。脂肪の少ないものがかつお節に向きます。
・成長の過程
2~4日後にふ化
ふ化~1カ月 体長約6cm
1年 約25cm 約0.3kg
2年 約50cm 約2.5kg
3年 約60cm 約4~6kg
4年 約70cm 約7~8kg
5年 約75cm 約10kg
成長には個体差が激しく、カツオの生存期間は約8~10年位になります。
●イラブチャー(ナンヨウブダイ)
石垣島で潜れば見ることができる魚ですが、捕まえるのはなかなか難しい魚です。
その特徴のある動きと、習性を把握すれば結構数を捕獲することができます。
ブダイのさばき方は基本的に普通の魚と変わりません。アラを利用しないのであれば3枚に下ろした身はいろんな料理に使えます。
姿を残して丸揚げにするなら、えらの部分をきれいに洗ってヌルヌルの粘膜を丁寧に取り除きましょう。
臭みの原因となります。
料理方法についてですが、非常に脂も少なく淡白な味わいが特徴なので、刺身も淡白すぎ、3枚におろして湯引きして冷蔵庫で3日後くらいが肉も熟成され味わい深くなっています。
お勧めの料理方法はから揚げとたつた揚げ、松かさ作りでの刺身などです。
沖縄の魚たちその2(続き)
●スクガラス
スクガラスはアイゴの稚魚を塩漬けにしたものです。
スクは稚魚、ガラスは塩漬けのことです。6月、7月、8月始めの大潮の時に夜があける前の満ち潮に乗って大群でやってきます。
スクガラスは、約8ヶ月~1年もの間、熟成・発酵させて出来上がります。かなり塩が効いていて、沖縄ではお酒のつまみとしてスクガラスを一尾づつ、かたくて味わいの深い島豆腐にのせて食べます。
また、その漬け汁を魚醤としてチャンプルーや煮物、調味料としてパスタの味付けに使うと調理の幅も広がります。